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おそとカフェ

おそとカフェで折り紙文香

あっという間に春も中盤。
これから緑がどんどん色濃くなっていく時期ですね。
さて、来る5月6日に、そんな緑いっぱいの公園で「おそとカフェ」が開催されます。
詳細はPDFを見てね。

私は今回はじめて、おりがみ文香で参加させていただきます。
公園に隣接(併設?)の集会所で実施します。
お子さんがたくさん来るイベントですが、おとなもOK。
親子で参加ももちろんOK。

ほかにも催し物いろいろなので、ぜひお運びください〜!!
入場は下記リンク先フォームから事前申込制。当日参加もOKです。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSche_MHtFBl4pg6pvfbGAeuL8AJDFc50fv4J2n5gaRvXdRHRg/viewform

温める(空焚き)

水に沈む木

「香といえば沈」と言われる香の王様「沈香」。
沈香樹という香木で、ベトナムやインドネシア、マレーシアなどの東南アジアの山岳や密林地帯に生息するジンチョウゲ科ジンコウ属の常緑高木(←ググりました。暗記してないので)です。

で、この木が水に沈むんですよ。
一般的な木の比重って0.3とか0.4とか。
密度の高い堅い木で0.7とか。水には浮かびます。
沈香は「沈水木」ともいわれる通り、水に沈みます。
なぜか?

木の内部に樹脂が多く(場合によってはそんなにないものも)含まれるため、比重が水より大きくなり沈むようになります。
沈香の香りはこの樹脂の香りなんです。
木のところは香りません。
※白檀も香木ですが、白檀は木そのものが香ります。

樹脂で固まっているため、常温ではほぼ香らず、温めるか燃やすかして香らせます。

先日は香の講習会で、死ぬほど沈香の聞きくらべをしてきました。
グラム130円(それでもただの木屑ではない)の沈香からグラム1万円超えのもの、さらにはプライスレスのものまで。
グレードによって価格は大きく変わります。

現在は天然の沈香の輸出入が条約で禁止されていることもあり、いま手に入るのは養殖モノがほとんどです。
が、コレクションとして残されていたものは貴重な貴重な天然物もあり、その香りを堪能して、じつに贅沢な時間を過ごしました。

帰る途中も家に着いてからも、自分の服といわず髪といわず沁み付いた沈香の香りに包まれて、しあわせな午後でした。

私はお高い沈香は持っていませんが、
「沈香ってどんな香り?」「聞きくらべしてみたい」
と思われた方いたら、フォームからリクエストしてくださいね!
教材でもらって勿体なくてチビチビ使ってる沈香一揃えがありますので、お試しできますよ〜!

香り比べ用調合

テーマ「光る君へ」の匂い袋

「光る君へ」がテーマの匂い袋を調合せよと、私の通っていた教室出身の香司方々の集まり(?)ちがうか団体(?)まあそういう会の発足15周年記念イベントでのお誘いあり。
それぞれの香司のオリジナル調合の香り比べです。

参加は任意ですが、やるでしょう!
…ただし、私、香り比べ当日は伊豆にいてイベント会場に居ず…。
が、提出だけはする!…そりゃ他の方の香りも聞きたいのは山々ですが、旅行の予定のが先約だったので仕方ない。

で、香り比べ当日の1ヶ月くらい前に、提出用で3種調合してみました。
匂い袋も時間が経つと熟成というのか、香りが落ち着くというのか、変化していきます。
ちょうど1ヶ月くらい寝かせた状態でイザ!という訳です。

「光る君へ」のドラマを観てないってのが問題ではありますが、好きに解釈していいに決まってるので、私なりのこじつけで。
1つしか提出できないので、1つに決めて趣意書も添えて提出。
迷うなぁ…、どれもいい香りなんですよ。

2月17日匂い袋づくり

明日図書館で匂い袋づくりします!

なんということでしょう、自分のサイトを放ったらかすにも程がある。ほぼ1年ぶりに投稿します。
この一年、いろいろあったー!

ワークショップもたくさんさせて頂きました。多くの方に香りを楽しんでいただけて嬉しく思います。
自分のみならず、高2の娘がバンクーバーの語学学校でぶっつけで匂い袋WSをやってきやがりまして、提案はしたけれど、実際先を越されてしまいました。

負けてはいられないと、日本に来ている海外の留学生さん対象のWSも展開!機会をくださった台東区の語学学校(名前だしてもいいのかな?インターカルト日本語学校様です)には大変感謝!!しております。参加の生徒さんは、日本が好きで留学してて和のワークショップに興味を持ってる方々なので、すっごく真面目、みなさん熱心でした。

…と、ここで去年1年の振り返りをしはじめても終わらないので、明日、明日のことに集中!

もうこんなブログの文章みたらわかる通り、私自身は「雅」でもなんでもないですからね。
本当は着物で行ったろか?とも薄っすら思いましたが、動きづらいのでやめました。

来週のおそとカフェ(23日に赤塚新町公園でありますよ〜!)で着物は挑戦するかも…しないかも。
そう!おそとカフェの実行委員の方にお声がけいただき、初参加するのです!!
わ〜!

いや、まずは明日。わくわくです。
きっかけは図書館の職員の方からこのサイトのフォームから嬉しいご提案をいただいたこと。ん?てことはこの「雅」と真逆のサイトを知られているということ??
ま、カッコつけても化けの皮はすぐに剥がれるでしょうから、そのまんまで行きます。

和の香りを楽しんでもらいたい気持ちには嘘はありません!!
じつは昨日もシニアの御婦人4名様にワークショップを実施してきました。
自分の鼻とカンで調合して変わっていく香りを純粋に楽しんでおられました。これですよこれ!!

ちなみに、16日現在若干お席があるかも。気になったら図書館までお問い合わせください。
(画像のポスター中にちいさく電話番号でてます)

匂い袋365の7

⑦カレー

スパイス匂い袋の得意技「カレー」。
黙っていてもワークショップで「カレーっぽい」「なんかカレーみたいな匂いがする」と評判(?)なので、こりゃ楽勝なお題、と思いきや…。

カルダモンの入れ具合が難しいですね。
香りが特殊というか際立っているカルダモンは少量じゃないと「カルダモン香」になってしまう。
作り直して、クミンシードやコリアンダーを調合してようやくカレー香になりました。

匂い袋365の6

⑥霜柱

霜柱。踏むとザクザクして楽しい。踏むと土と一体化してあまり美しくないけれど、踏む前の持ち上がった氷柱はなんとも美しい。


氷点下になると土中の水分が地表まで毛細管現象で吸い上げられて凍ったのが霜柱なのだそうだ。…ん?なんでそうなるの?
氷点下にならないと地表まで吸い上げられないの?それともいつも毛細管現象は起こっているけど、氷点下以上では凍らないから気づかない??
謎だ。

自然の不思議を理解する暇もなく、ざっくざっくと踏み潰したくなるのが霜柱。
香りは、キーンと辛く鋭く_と調合したらカレーっぽくなってしまった。