実験

匂い袋365の4

④猫

前回が炬燵でみかん、とくれば猫でしょう。
猫は炬燵で丸くなる…

その昔、うちにいた猫は少々お腹がゆるかったのですが、(今なら絶対病院で診てもらうのに当時はそういう頭がなかったので申し訳ないことをした)冬、居間のテーブル炬燵の中に入って、丸くならずに仰向けになっていたことを思い出す。
長く伸びて、時々電気の網の部分をカリッカリッと爪弾いていたけど、気持ちよかったのかな。

それ以来、代々の猫たちと一緒に暮らしたり離れたりで今日まで。
いまの家には炬燵がないかわりに、猫が布団に入ってくるので猫炬燵で温められている。
こんな幸せはないかも知れない。

さて、猫の匂い袋レシピは_。
猫の匂いは日向の匂い。よく干した布団のような、日向の枯れ草のような暖かい匂いがする。
それをイメージして、草系のものを入れてみたけれど、あまり満足する出来にはならなかった。
後日リベンジする予定。

匂い袋365の3

③炬燵でみかん

大事な3回目。
なぜ大事か_それは、私が三日坊主人間だからだ〜!!
なにをやっても三日坊主。日記は無理、勉強もコツコツ型ではない、糖質制限もしかり。
やる気はあるし、モチベもあるけど…
同じことを続けるのが難しいタイプ。です。

が、以前ミニミニムービーを200個くらい毎日撮りつづけたことがありました。
「コビンちゃん」という自作キャラの、地につくハードルの低さが売りの動画。
実績あるじゃん!やれるじゃん!やるじゃん私。
ということで、3日めクリア。

炬燵でみかん…早くも自らハードル下げてきた。
陳皮いれればなんとかなる!!陳皮はみかんの皮ね。
娘が食べまくったみかんの皮を干しました干しました。まだまだあるので、WSやったらみかん風味の匂い袋いくらでも作れるよ!!

あ、それでこれのミソは「炬燵で」ですね。
炬燵の暖かさ、安心感を香りで表現_ちょっとハードルあげたな(苦笑)
そのあたりは「甘さ」として甘松やカツラで。って、②とおんなじ…。

いつまで続くか、乞うご期待。

匂い袋365の2

②鏡開き

2回め。まだ余裕。
1月11日のことなので、当初はワンワンワンでお題を犬にしようかと…。
でも2回めで犬って脱力にもほどがあるというか、むしろハードル高いので自ら却下。
鏡開きにしました。

鏡開き__そう、巷ではお供えしていたお餅を割って、お汁粉にしたり揚げ餅にしたりとするわけですよ。ま、ウチはしませんけどね。
あ、そう言えばここんとこ善哉食べたいなとふと思ったりしてたのは、そういう(どういう?)ことだったんだー!
というわけで、甘い甘い匂い袋を作ってやろうじゃん!としたのですが…
カツラも甘松も入れてみたのですが…
ちょっと爽やかな甘さだね!になりました。まぁ、もともとベタ甘な食べ物は好きじゃないのでそうなることも間違いじゃないけど、お題に沿うようにしないとですね。今後は。

ただ、今後香りが変化して甘さが残るのはおそらくそうなので、2週間後くらいに聞いたら甘いものになっているかも。

バニリンは、入れたくない!極力入れたくない!!

昨日、話はズレますが、某お香メーカーの「○川」の線香を試したのですよ。
ちなみに堀じゃなく白です。
…ムリ。私には無理。合成甘味で頭痛くなって、2センチでギブでした。
ごめんなさい。

匂い袋365の1

2023,始動しています

今年も始まってもはや半月!!こりゃビックリ。まだ大掃除もしてないのに。
とか、くだらないこと言っていないで、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年の試みとしては、ジャン!「匂い袋365」。
「あれ?365?356?どっちだっけ?」と、正月ボケかましたことはそっとしておいて、
はい、匂い袋365やりますよ!!
1月10日からスタートしております。

…つづくと思う??

土佐光起筆『源氏物語画帖』より「若紫」

源氏物語ってなんなん?

いや、習いましたよ学生時代。国語で、古典文学で。
紫式部ですよ、あさきゆめみしですよ。
う〜ん、お香司さん方々には常識なんでございましょうかね?
でもハッキリ言わせていただきますと、私、源氏物語のどこが面白いのかわかりません。
「いずれの御時にか」で始まることくらいで、あとはだいたいの内容、「光源氏と彼をとりまく何人もの人々の平安恋愛事情」みたいなもんと把握しているにとどまります。
その認識でいいのか?!
この際なので、ミニ文化祭で当方ブースに来たひとを掴まえたら、源氏物語について教えてもらおうかと思っています。

世の中には、源氏物語に詳しいひと、好きな人たくさんいるみたいです。
今回この企画を始めるにあたって、田辺聖子の「新源氏物語」上中下をKindleで購入し、「薫物」とか「香り」関係の単語でサーチして、盛り込まれていることは確認しました。
が、その先になかなか進めず_。恋愛ものと思うと、食指動かず…。

それならばと、「十二単を着た悪魔」という弘徽殿女御と現代からタイムスリップした陰陽師をモチーフにした映画をプライムで観たりはしました。映画は映画なので、源氏物語とは違いますね。

ま、その時代の貴族たちが好んでいた空薫物のレシピはあるので、それに基づいて煉香は作ります。

源氏物語を読んでいても、その香りを嗅いだことはないかも知れませんよね!
なので、シメシメと(違う!!)遠い時代に思いを馳せながら、香りを楽しんでいってもらえればと思います。

Wikiでも貼っておこう!
源氏物語

甘辛合戦用くじ

やって来ました!小学生向け匂い袋づくりワークショップ

去る12月25日クリスマスの日、小学生約10人に向けて匂い袋づくりワークショップを行いました。「約10名」なのは、おひとり保護者の方も入られているので(笑)。

いや〜!面白かった!!…香司のワタシ自らが言っていいのかどうかわからないけど、私にはとても楽しかったです。またしても気づいたことあり。
前回、板橋ミニ文化祭では、スパイスのみで意外に良い香りを作れること、こどもはスパイスの匂いを臭がること、紐でくくるのが苦手なひとが多いこと…が発見。
今回は、また違う発見がありましたよ!

それにしても、うきうきワクワクのクリスマスの日に、ワークショップに来てくれるなんて、なんて有り難いんでしょう?!それだけでも感謝に値します。
そのうえ、今回のお子さんが素晴らしく優秀!…前回のお子さんが悪いとかいうことではなく、今回のお子さんがずば抜けてすごかったんだと思い返しています。

ざっくり言うと、「自分で試してみる」ことがすんなりできる下地があった。
目の前にわけわからない物質(特に今回はスパイスの名称を伏せて、A〜Fとだけ書かれた容器)を混ぜ合わせて「さあ、自分の鼻を頼りに、甘い香り・辛い香りを作ってみよー!」ですよ。
「どうすればいいの?」とか「わからないから教えて」という声がなかったのが不思議なくらい。どんどん自分なりの調合をしてましたね。1年生もいたのに。
これ、本当にすごいこと。正解を知りたいんじゃなくて、自分で試したいという意思に基づいた行動を全員がしていました。秘密を明かしちゃうと、ふじみ野市のふぁいぶるクラブに属しているお子さんたちなのです。
きっと普段から、自分の頭で考える→行動するを実践しているのでしょう。

結果もお見事。1年生も6年生も各自がそれぞれ考えて鼻を利かせた調合は、ちゃんと甘い・辛いになっていました。
2つめの匂い袋は自分の好きな香りを作る。
面白いことに、好きな香りのほうが単純な香りになっていたり。
やはり私でも、自分のためにつくるとなんだかいつも同じような香りになってしまったります。今回、無理やり「甘い」と「辛い」のテーマを目指して作ってみたことが、「好き」の枠を超えて色々な香りにトライできたのかなと思いました。実際、とてもよい香りを作ったお子さんがいました。(辛さでは勝てなかったけれど)

今回のWS用の布袋
縫ったー!50個は縫ったぞ。布選びも楽しい!

WS目前でミシンが壊れたりなどアクシデントもありましたが、いや〜よかった!
無事できてよかった!楽しんでもらえたようでなによりでございます。

栞型文香
お土産にしおり型の文香を。でも…作りが雑で、中から粉でます(多分)