煉香

煉香づくり

煉香(ねりこう)は、香原料に蜜を加えて練り、炭を加えて小さな球体に仕上げます。
おこした炭の横の灰に置き、温めて香りを楽しむものです。電気式の香炉を使うと便利です。
空薫物(そらだきもの)といい、平安時代の貴族たちの中で流行っていたのが「薫物合せ」。自慢の煉香を持ち寄って、香りの聞き比べをしていたそうです。
貴族の遊びとして用いられていることからも、貴重で高価なものだったことが分かります。庶民には手の届かなかった平安貴族の香りを手作りする講座です。