蘭奢待の香りを再現?!
今年開催される正倉院展で、蘭奢待(らんじゃたい)の香りを忠実に再現した出し物があるとのこと。
→美術展ナビ
https://artexhibition.jp/topics/news/20250526-AEJ2657973/
蘭奢待とは、現在正倉院に保管されている沈香木で、貴重な香りを求めて時の権力者たちが小さく切り取った跡が50ヶ所くらいあるとされています。
長さ156センチと、私の身長と同じくらい。重さはずっと軽いですが。
で、沈香って樹脂なのでそもそも常温ではほとんど香りません。(例外として最高峰の伽羅は常温で香ります)
展示では、
再現した香料の入ったガラス容器を設置。来場者はカバーを取って蘭奢待の香りを嗅ぐことができます。
とあるので、焚いた時の香りを常温でも聞ける、ということでしょうか。気になります。
正倉院で以前から保管していた幅およそ1ミリ、長さ数ミリ程度のごく小さな蘭奢待の「脱落片」を使用し、成分分析などの詳しい調査を実施。
成分分析って、煙をかなぁ?それとも木片そのものの成分かなぁ?…気になります!
行けっていうことか。正倉院展で確かめろってことですかね。
そもそも、蘭奢待ってそんなにいい香りだったんだろうか。沈香ランク的には最高じゃないんじゃなかったっけ?…
会期は6/14から大阪で、上野の森美術館は9/20から。