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中3女子の匂い袋

猫がスリスリする匂い袋のひみつ?

一般的に猫は匂いに敏感。匂い袋のお香の香りは、大半の猫が嫌うのではないでしょうか。

猫の好きな香りは、たとえばマタタビとかキャットニップなど。マタタビは人が嗅いでもピンときません。香りが無いように感じます。
ええとワタクシ、人としてサイテーではありますが、要求ばかりする猫に「嗅がすよ!」と言って匂い袋を鼻先に持っていったりします。すると、一応鼻を近づけ匂いを確かめて(猫のサガですかね)、ぴゅっと逃げていきます。

ところが、この写真の濃い緑のほうの匂い袋には、自ら鼻をつけてフンフン匂いを嗅ぎにいきます。
私の手で猫の鼻のまわりに持っていくと、なんとびっくり!自分の頬でスリスリするじゃないですか。
どういうことでしょうね?

この匂い袋は先日のミニ文化祭WSで余った材料でウチの娘(中3)が作ったもの。
大茴香が好きだと言って、それを多めに、山椒とあと何を入れたのかはわかりません。猫の嫌う龍脳(格段にスーッとした香り)は入っていないようです。合成ものは拒否していたので、甘いバニリンもなし。
作った当初は大茴香の香りがプンプンでしたが、数週間たったいまは穏やかに甘い香りになっています。
それにしてもスリスリするかなぁ…謎。

再度同じ香原料(スパイスですが)で作ってみて同じ結果なら、使用スパイスのどれかに猫にとって魅力のある成分が入ってるということになりますかね。

セロリ好きな猫もいる

ちなみに、セロリが好きな猫もいますね。
以前実家で飼っていた猫のうちの1匹がセロリに目がなくて、気づいたら買い物袋からはみ出したセロリの葉っぱをムシャムシャ食べていた、なんてこともありました。
 (※セロリはシュウ酸を含み、大量に食べると尿路結石の原因になるそうなので注意!)


マタタビには「マタタビラクトン」という臭気物質が含まれていて、それがネコ科動物の脳の中枢神経を刺激することで、興奮したりよだれを垂らしたりさせているらしいです。人間には効果なさそうですね。
セロリには「アピイン」「セネリン」という栄養成分が香りを持っているらしく、サンリブグループサイトのセロリのページによると、”精神を落ち着かせる沈静効果があり、イライラや頭痛を和らげる効能があります”とのこと。猫が好きなのがその成分なのかどうかは微妙!

…大茴香メインの匂い袋に頬ずりしはしても、よだれを垂らすほどではないし。
今後も観察していったほうが良さそうです。


塗香運

こいつは、日の目を見ることがあるのか…という見た目の塗香です一応。

ちょっとした出来心で試作。塗香ってパウダーなのでパサつくのです。乾燥する冬場は特に。

ここでちょっと手の保湿、ハンドクリームに話はズレますが…。
乾燥肌でもある私は、香司になる以前からハンドクリームが欠かせなく、あれこれいい香りのハンドクリームを探してはドラッグストアで試し、買ってみては満足したり腹を立てたりしていました。
正直いうと、満足するハンドクリームってなかなか無いです。
寝る前に手に塗り、さあ寝ようとするとその匂いがキツすぎて眠れなく、やむなく手を洗いに起きるとか…。
香りが気に入っても保湿力が足りなく、結局カサカサしてくるとか…。
どーすりゃいいんだい!と。

結局のところ、保湿ならワセリンが一番なんです。白色ワセリン。
もしくはプロペト。
石油原料だけど、とても安定した物質なんだそうです。
(安定がなにを指すかとか、そのあたりツッコまないでくださいね)

ワセリンは香りなし。じゃあ好きな香りをつければいいじゃん!ということで、写真の試作になるわけです。
塗香という良きものを知ってしまったからには、これを使わないワケがない。
ただし、皮膚の上に一定時間留まることを考慮すると、
安全性を確かめないといけません。
まだ安全性は確認できておらずフライング気味の投稿しているので、良い子のみなさんは真似しないでくださいね。

いま、私の手は塗香の香りとワセリン保湿でよい状態☆
あとは専門家さんに相談しながら、この路線アリなのかナシなのかを見極めていきたいと思います。

菊の花

11月5日は「お香文化の日」なんだそうですよ!

なんでも、2020年(去年!)認定された生まれたての記念日。

愛知県薫物線香商組合は、線香をはじめ、匂い袋、練、香木といった数々のお香お香にまつわる周辺文化の普及を目的とし、語呂合わせでイイオコウ(良いお香)と合わせて11月5日を【お香文化の日】と定めました。

引用元:
お香文化の日 – 愛知県薫物線香商組合
https://www.aichi-senkou.com › お香文化の日

昨年のちょうど今頃といえば、ドッキドキしながら香司講座に通い始めた時分。
ほほう、無意識にお香に引き寄せられる何かがあったのかも知れないなぁ。

香りは本来、湿気が多いほうがよい(よく香る)のだけど、和の香りはなぜだか秋が似合うような気がします。
私が勝手にそう感じているだけかもしれないけれど。

先日私は菊花の煉香について学んできたのですが、
菊も秋を感じる花ですね。
今年は一気に冬になりそうな気配もしますが、菊花の煉香の香りとともに読書でもすると秋の夜長がより充実するような…。
そうだなぁ…源氏物語でも読みましょうかね?!

カツラの葉

文化の日の拾い物

11月3日の朝、散歩して公園で朝ごはんをたべた帰り道、もうひとつの公園の落ち葉をひたすら拾い持ち帰る。

写真の葉っぱ、甘い匂い。なんだかわかりますか?
カツラです。
カツラの枯れた葉は、綿菓子のようなキャラメルのような甘〜い香りがします。
甘さの成分はマルトール。
この葉を使って以前、匂い袋を試したことがあり、今後のWS等で使おうかと考えています。
線香や煉香も試してみようかな。おそらく線香は煙たくなるだろうな…。

カツラの葉の香りと相性がよい香原料が何なのか、そのあたりも探っていきたい。
ま、もう少し乾燥させてからですが…。

ワークショップセット

スパイスで匂い袋づくりワークショップを実施!

さる10月24日にいたばし総合ボランティアセンターで開かれたミニ文化祭にて、ワークショップを実施しましたよ!この催し、事前申込制でして、申込状況は芳しくなく当日はヒマかなぁ〜、他の出展みてまわろうかと気楽に思っていたのですが、当日は合計13名の方がご参加くださり、てんやわんやとなりました。

終了後は、5回戦の長丁場をやり終えた達成感と疲労感でいっぱいだったのですが、隣にすわっていた助手(相方)には、説明がしどろもどろだったと指摘され、しゅーんと萎みました。が、ありがたいことに得たものは大きかったです。

まず、料理用のスパイスでの調合でもいい香りを作れること。
これは参加してくださった方が調合した香りを聞かせてもらって確信。事前に私も何パターンかスパイス調合で試したものがあったのですが、それよりもよかったかな?ひとが作った香りを聞くのはすごく重要だなと思います。

意外に布袋をひもでしばるのに苦戦すること。
コツをつかむと全然むずかしくはないのですが、意外に日常で使わない動作なんでしょうかね。
なので、カンタンに結べる方法を私が覚えてお伝えすればよかったです。(私はそっちのほうが面倒に思えて覚えておかなかったのです)

基本的に自由に調合してもらったのですが、このスパイスとこのスパイスをあわせるとこうなる、という的確な指示を私のほうで用意していなかったのは不足でした。
陳皮だけを使いたいという要望に、はたして何とお答えすればよかったのか…。
勉強します!!

それと、あわよくば売って稼ごうと思ってた販売用の匂い袋。
まったく売れませんでしたー!(泣)
こっちには白檀入ってるのよ。スパイスじゃないの(泣)金襴の袋で、パッケージングも(ある程度は)してあるの…。難しいっすねぇ。

販売用匂い袋

香りは3種。
古都、初霜、聖夜。

着物で

和といえば着物!

…ってことで。今更ながら着付け教室に通っております。
着付け初級は先日めでたく修了し、次から中級に進みます。

初級では、とにかく自力で一通り着れるようになること、というのが私が通っている教室の内容でした。
とりあえず自分で着れる、なんとか帯も結べる、そういうレベルですが、来週日曜(10/24)の地元板橋区のミニ文化祭(主催はNPO法人いたばしCBプラットフォームさん)には、着物着て行く予定。
行き帰りはもちろん、ワークショップ中も着物。

ワークショップ自体が初めてなのに、自らハードル上げてどうするんだ?という気もしますが、「和」がテーマの匂い袋づくりワークショップですからね。
着物で気分盛り上げていきますよ!!
(写真は素材集より)